基本ルール:100mで約0.6℃下がる
山を登ると涼しくなる、というのは体感的にも知られていますが、気象学ではこれを「気温の減率(気温減率・逓減率)」と呼び、次のようなおおまかな目安があります。
標高 100m 上昇 = 気温 約 0.6℃ 低下
これは「乾燥断熱減率」と呼ばれる理論値(100mで約1.0℃)と、水蒸気の凝結による影響を考慮した「湿潤断熱減率」の中間的な、実際の大気でよく観測される平均的な数値です。天気予報や登山の目安として広く使われています。
なぜ山の上は涼しいの?
標高が高くなるほど、その場所より上にある空気の量(=気圧をかける重さ)が少なくなるため、気圧が下がります。
気圧が下がった場所に空気のかたまりが移動すると、まわりから押される力が弱くなるので、空気は膨張します。空気は膨張するときにエネルギーを使うため、自分自身の温度を下げます。これが「山の上は涼しい」理由です。
炭酸飲料のボトルを開けたときにボトルの口が一瞬冷たくなったり白く曇ったりするのも、中の気体が膨張して温度が下がる、同じ原理の身近な例です。
標高別・気温早見表
仮に平地の気温が「34℃」だった場合、標高が上がるとどのくらい気温が下がるのか計算してみました。
| 標高 | 気温差 | 平地34℃のときの推定気温 |
|---|---|---|
| 0m(平地) | ±0℃ | 34.0℃ |
| 500m | −3.0℃ | 31.0℃ |
| 1,000m | −6.0℃ | 28.0℃ |
| 1,500m | −9.0℃ | 25.0℃ |
| 2,000m | −12.0℃ | 22.0℃ |
計算式:推定気温 = 平地の気温 −(標高[m] ÷ 100 × 0.6℃)
計算式は分かっても、「行きたい場所の正確な標高」を調べて毎回電卓を叩くのは面倒なもの。「ココカラ涼しい」なら、住所や施設名を入力するだけでこの計算を自動で行い、現地の推定気温をすぐに表示します。
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