「那須」や「越後湯沢」は避暑地・観光地として有名なのに、天気予報アプリで検索すると「35℃」「猛暑日」といった数字が出てきてガッカリした経験はありませんか? 実はこれ、天気予報が参照している観測地点(市役所や駅前)と、あなたが行きたい山あいのエリアとの間に「標高差」があることが原因です。
国土地理院の標高データをもとに、代表的な避暑地で「駅前・平地」と「山沿い・高原」の標高差を実際に調べてみました。
那須エリア:那須塩原駅 vs 板室温泉 vs 那須ロープウェイ山麓駅
| 地点 | 標高 | 駅前との標高差 |
|---|---|---|
| 那須塩原駅周辺 | 約280m | 基準 |
| 板室温泉 | 約540m | +約260m |
| 那須ロープウェイ山麓駅 | 約1,470m | +約1,190m |
標高差1,190mということは、気温の減率(100mにつき約0.6℃)で計算すると、理論上は約7℃もの差になります。仮に那須塩原駅前が34℃の猛暑日でも、ロープウェイ山麓駅付近は27℃前後まで下がっている可能性がある、ということです。
越後湯沢エリア:越後湯沢駅 vs 苗場スキー場
| 地点 | 標高 | 駅前との標高差 |
|---|---|---|
| 越後湯沢駅周辺 | 約350m | 基準 |
| 苗場スキー場(ベースエリア) | 約1,020m | +約670m |
標高差670mなら、理論上の気温差は約4℃。さらにドラゴンドラで山頂側(田代エリア)まで上がれば、標高はもっと高くなり体感はさらに涼しくなります。
他の人気避暑地も同じカラクリ
| エリア | 平地側 | 標高 | 高原側 | 標高 |
|---|---|---|---|---|
| 軽井沢 | 軽井沢駅 | 約940m | 旧軽井沢エリア | 約960m |
| 箱根 | 箱根湯本駅 | 約95m | 大涌谷 | 約850m |
| 富士五湖 | 河口湖駅 | 約860m | 富士山五合目 | 約2,300m |
特に箱根は「箱根湯本=もう涼しい」と思いがちですが、標高はまだ100m未満。本当に涼しさを感じられるのは大涌谷など、さらに標高を上げたエリアです。富士五湖もスバルライン五合目まで上がると標高差は1,400m以上、理論上の気温差は約8℃にもなります。
ここで紹介した標高差は国土地理院の標高データに基づく実測値ですが、気温差はあくまで気温の減率(100mで0.6℃)から算出した理論値です。実際に「今日、あなたの行きたいピンポイントの場所は何℃なのか」を知りたいときは、「ココカラ涼しい」で住所や施設名を検索してみてください。
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